Adobe、『PHP』の Zend と提携へ
2008年09月17日11時40分 配信Adobe Systems が、自社のリッチ インターネット アプリケーション (RIA) 技術『Adobe Flex』の使用拡大を狙い、『PHP』分野に飛び込もうとしている。同社は、商用 PHP ベンダーの大手である Zend Technologies と提携し、PHP アプリケーション開発フレームワーク『Zend Framework』や統合開発環境 (IDE)『Zend Studio』における Flex 対応を強化しようとしている。
結果として、PHP 開発者はブラウザまたは Adobe の『AIR』ランタイム環境内で動作する Flex アプリケーションを開発できるようになり、一方 Adobe は自社技術の新しい愛好者を得る可能性がある。
今回の Adobe と Zend の提携は、Zend が、『Java』や『.NET』との競合がある中で PHP を支配的プラットフォームにすることを狙い、PHP の RIA 適性を高めようとする動きだ。
Zend の CTO (最高技術責任者) で共同創設者でもある Andi Gutmans 氏は、取材に対し次のように語った。「これはすべて、Zend の全体的戦略の一環をなす動きだ。当社が PHP に注目し、PHP をさまざまなプラットフォームを横断するものにしたいと思っているのと同じく、当社自身もさまざまな RIA 関係者を横断する存在になりたいと思っている。当社はすでに『Dojo』(オープンソースの『Ajax』ツールキット) に対応しており、今回 Flex に対応することでさらこれを補強しようとしている」
Gutmans 氏はさらに、Dojo も Flex もそれぞれの強みを備えているが、Flex は企業向け RIA 配備の分野で第一人者になっていると指摘した。
Gutmans 氏は、「今のところ、Flex にとって主要市場は Java だが、Flex が成功を狙うもう1つの市場として PHP が加わった」と述べた。
Flex は Adobe の RIA 開発スイートであり、2007年からオープンソース ライセンスの下で公開されている。一方 Dojo はオープンソースの Ajax ツールキットであり、つい最近 Zend Framework に統合された。
Zend と Adobe の提携の一環として、Flex の『Action Message Format』(AMF) への対応が Zend Framework に統合される予定だ。AMF は Flex がバックエンドとの通信に用いているプロトコルで、Flex や Flash ベースのアプリケーションとサーバー間のデータ通信を実現している。
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