ファナック4―6月期営業利益は+4.5%、FAは海外向け堅調
2008年07月24日18時03分 配信[東京 24日 ロイター] ファナック<6954.T>は24日、2008年4―6月の営業利益が前年同期比4.5%増の471億円だったと発表した。主力のFA部門は内需が伸び悩んだが、欧州やアジアを中心に拡大し、全体をけん引した。
通期予想に対する進ちょく率は26.1%となっている。ただ、07年4―6月の営業利益が06年4―6月に対し18.1%増と大きく伸長したのに比べれば、足元では伸び率が鈍化している。
売上高は前年同期比4.5%増1130億円、経常利益は同5.4%増の534億円、当期利益は同9.9%増の334億円だった。
会見した小島秀男専務取締役は4―6月の業績について「悪いことはない」と総括した。連結売上高の6割を占める主力のFA部門は、内需が伸び悩んだが、外需は欧州やアジア向け輸出を中心に好調で、同部門の売上高は前年同期比6.5%増の678億円となった。
ロボット部門も日米自動車関連産業でプロジェクトの谷間に当たったが、中国と韓国で好調。一般産業向けは欧米や日本、中国のいずれでも堅調に推移し、部門売上高は同4.4%増となった。ロボマシン部門はアジアが弱かったため同1.2%減となったが、他の部門がこれを打ち返した。
2009年3月期の営業利益予想は、前年比4.6%減の1808億円で変更しなかった。この予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト13人の予測平均値1869億円を3.2%下回っている。同社は09年3月期の年間配当予想も発表し、前期に比べ10円56銭減配の172円79銭とした。想定為替レートは、ドル/円=97円、ユーロ/円=153円で据え置いた。
小島専務は、中国における金融引き締めの影響が「現状で強い」などと述べ、期初に比べ外部環境が変化しているとの認識を示し「いろいろ見直しをしようとしている」と語った。原材料価格高騰による影響が出ていると語ったが「コストカットなどの努力で吸収するのが第一」(小島専務)とし、現段階では価格転嫁に否定的な見方を示した。
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