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ファイナンス

PVI、今年の電子ペーパー生産能力、一挙に3倍増へ

2010年02月08日12時40分 配信

電子ペーパー最大手 Prime View International(PVI=元太科技)董事長の劉思誠氏は3日、「顧客からの急な発注が相次ぎ、昨年第4四半期は閑散期にも関わらず好調な出荷が続いた。加えて1月の出荷量は前年比2.5倍の成長となっている」と表明した。昨年、同社傘下に入った E-Ink の1月営業収益は前年同月比3.8倍の1,800万 US ドルに急拡大している。

PVI は3日、投資家向け説明会を開催した。席上、劉思誠氏は「今年の電子インク、塗布、モジュール生産能力を一挙に3倍以上に拡大する」と強調している。また、同市場は今後も急速な成長を遂げると見られており、同社では5年以内に生産能力を2009年比で15倍規模に拡大する計画である。

PVI は2010年の新製品として、新たにタッチスクリーン、フレキシブル、カラー化を予定している。劉思誠氏によると E-Ink 技術を採用した電子ブックは、年末までに50機種以上に達する見通しで、このうち複数の機種は200 US ドル程度で販売される見通しだという。

また、先日 Apple から発表された「iPad」による脅威について劉思誠氏は、「iPad は TFT-LCD パネルを採用した製品で、バックライトの搭載が必須だ。これは長時間使用には耐えられない。iPad の登場によって脅威にさらされるのは、むしろ Netbook だろう」との見解を表明している。

さらに Amazon「Kindle」との比較についても言及し、「iPad の連続使用時間は10時間で重さもあるため、応急的な電子ブックリーダーに過ぎない。連続使用2週間、7,000ページの閲覧が可能な Kindle とは比較にならない。iPad の重さと厚みは Kindle のそれと比較して20%と40%の増加だ」と指摘している。

PVI は市場シェアトップ維持に向け、E-Ink 電子ペーパーの開発、アプリケーション、生産拡大を同時に進める。また、子会社である韓国 Hydis Technologies は電子ペーパー生産量拡大に向け、既存の液晶パネル生産ラインを電子ペーパー生産に改修する予定だ。

ジャパンインターネットコム



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