【台湾】Foxconn グループ、今年の営業収益9兆円超の見通し
2010年02月05日15時10分 配信EMS 世界最大手 Foxconn(フォックスコン=鴻海精密)グループの存在感がますます強まっている。同グループの年間営業収益は「新 CMO」が加わることで3.2兆 NT ドル(約9兆円)規模に達する見通しだ。グループを率いる郭台銘董事長は1日、今後10年に渡って引き続きグループを率いていくことを表明した。
郭台銘氏は1日に行われたメディアとのインタビューで、「上半期の景気は問題ないが、下半期は各国政府の景気浮揚策が続くかどうかを観察する必要がある」との見解を表明している。郭台銘氏は現在の好調な電子業界についてその理由を二つのキーワードで解説した。一つは集中の「集」、もう一つは急速の「急」である。
電子産業はノート PC や液晶 TV といった一部製品分野が急速な拡大を続けているが、金融危機の荒波にもまれた企業は一気に投資拡大するという動きが出来なくなっている。これが結果的に供給不足を生み、電子業界の盛況を招いているとの見解である。同氏は現在の盛況は6月まで継続すると予測している。
また、下半期の景気動向について郭台銘氏は「4月、5月には明らかとなるだろう。米国や欧州などを含む世界経済はある意味“救われた”といえる。各国政府も何時までも救いの手をさしのべることはできないと感じており、手を引く準備をしている」と指摘している。ただし、選挙を控えた政府は下半期の政府補助をさらに拡大するため、昨年下半期を上回る好況となる、との見通しだ。
ゴールドマン・サックス証券は今年の Foxconn の業績見通しについて、「3C 製品の動きに牽引され、営業収益は2兆5,000億 NT ドル(約7兆円)に拡大する」と予測している。また、2010年度には3兆 NT ドルへ拡大を続けるとの見通しだ。ちなみに、台湾中央政府が策定した2010年度の歳出総予算は1.8兆 NT ドルで、同社の営業収益はそれを大きく上回る規模である。
郭台銘氏は昨年の株主総会で、「Foxconn の株価が200 NT ドルに達するまでは、自分はリタイアしない」と公言している。同氏の一挙手一投足が株価に多大な影響を与えるため、同氏のリタイアは当面お預けとなるだろう。
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