Mozilla、『Firefox 3.5』の正式版を公開
2009年07月01日11時50分 配信Mozilla Foundation は6月30日、開発に1年かけたオープンソース Web ブラウザの最新版『Firefox 3.5』を公開した。同バージョンは、開発当初『Firefox 3.1』(コード名『Shiretoko』) という名前だった。
Firefox 3.5 は、新 JavaScript エンジンとして『TraceMonkey』を搭載し、『Firefox 3.0』に比べ3倍以上の高速化を実現している。またタブ ブラウジングやセキュリティ面の機能を強化したほか、動画やオフライン データ保存など HTML 5 仕様にも対応した。
このところ最新ブラウザのリリースが相次ぎ、市場は加熱している。Microsoft の『Internet Explorer 8』や Apple の『Safari 4』がすでにリリース済みで、Google の『Chrome 3』は開発が進行中だ。
Firefox のユーザーは現在2億7000万人に達しており、このことから Mozilla は、Firefox 3.5 の投入が Web 自体に広範な影響をもたらすと捉えている。
Mozilla の Firefox 担当ディレクタ Mike Beltzner 氏は取材に対し、「今回のリリースについて、単なるユーザーのためのアップグレードとは考えていない。われわれは Firefox 3.5 に、Web そのものをアップグレードする無料のオープンソース技術を山ほど盛り込んだ」と語った。
Firefox 3.5 の主な改善点は高速化だが、新興の Web 標準に対応した点が、最も大きな影響をもたらすというのが Mozilla の認識だ。
Firefox 3.5 では、動画やオフライン データ保存など数多くの HTML 5 仕様に対応した。動画に関しては、新しい video タグに対応したことで、別途プラグインを用意しなくともブラウザ内で直接動画を再生できるようになった。Safari 4 と Chrome 3 も、同じく HTML 5 の video タグに対応している。
オフライン データ保存も Firefox 3.5 で実装した重要な HTML 5 仕様だ。これにより、Web や SaaS (あるいはオンデマンド型サービス) のデータをオフラインで保存することができる。Beltzner 氏の説明によれば、Mozilla のオフライン データ保存実装は API を含むものだという。同 API でデータ オブジェクトを作成でき、検索、保存、更新などがデータ オブジェクトで実行できる。
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