2012年度以降に普及期を迎えるソーシャルコンピューティング――野村総研が予測
2008年11月20日14時50分 配信野村総合研究所(NRI)は2008年11月19日、2013年度までの“ソーシャルコンピューティング”の進展を予測した「IT ロードマップ」を発表した。
それによると、2008年〜2009年度は、OpenID の普及により、サービス間での緩やかな連携が始まる。
また、2010年〜2011年度は OpenSocial や Facebook Platform などオープン化されたソーシャルコンピューティングプラットフォームに対応したサービスが数多く登場する、ソーシャルコンピューティングの発展期となる。
さらに2012年度以降にはサービス間でのデータポータビリティが普及期を迎え、ユーザーは自分の属するサービスにとらわれずに、必要に応じて自分のデータを集約できるようになる。
ソーシャルコンピューティングとは、社会的なつながりのなかでの、ユーザー同士のコンテンツや活動の共有を支援するコンピュータシステムの利用形態を指す概念。
具体的には、SNS や Blog、ソーシャルブックマーク、写真・動画共有サイトのサービスを指している。これらのサービスにおいては、ユーザーがコメントやレビューを書いたり、活動を Web に記録して他のユーザーと共有したりすることで、緩やかにつながることができる。
既存のソーシャルコンピューティング指向サービスの多くが独立したサービスとして提供されていたため、ユーザーはサービスごとに ID を登録して、写真や動画などのコンテンツも個別にアップロードしなければならなかったので、Web のさまざまな場所に異なる ID やコンテンツデータが散在する結果となった。
SNS プラットフォームのオープン化により、ソーシャルアプリケーションが連動して、複数のサービス間で ID を相互利用できる ID ポータビリティ化が進めば、ユーザーは Web に分散する自分の社会的なつながりやデータを集め、再編成できるようになる。
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