Symantec が CEO 交代を発表
2008年11月18日13時30分 配信ウイルス対策およびセキュリティ ソフトウェア製品を手がける Symantec は17日、同社 CEO (最高経営責任者) John W. Thompson 氏が、2009会計年度 (2009年3月締め) 末をもって現在の役職を退任すると発表した。
後任として、同社 COO (最高業務責任者) の Enrique T. Salem 氏が、2009年4月4日付けで新 CEO に就任する。現 CEO の Thompson 氏は、引き続き Symantec の取締役会会長を務める。
また新 CEO となる Salem 氏は社長職も兼務し、Symantec の取締役会に加わることになる。
Thompson 氏はトップ人事に関する記者会見で、次のように述べた。「Symantec の CEO として、後継者を育成して確実に滞りなく経営トップを委譲することは、自分の役割の最も重要な一部だと常々考えており、この2年間、それに取り組んできた」
また同氏は Salem 氏について、ずば抜けたビジネス パートナーであり、なおかつ同社の業績に多大な貢献をしていると評し、さらに従業員、顧客、提携各社と強い協力関係を築き上げ、企業戦略を形作る上で密接に協力してきた人物だと説明した。
Thompson 氏は、ここ数年を通じて、成長戦略により Symantec を率いてきた。しかし2005年にバックアップ ソフトウェア ベンダー VERITAS Software を135億ドルで買収するなど、時にその成長戦略が揺れることもあった。
直近では、メッセージング セキュリティおよび管理サービスを手がける MessageLabs を現金およそ6億9500万ドルで買収している。
Symantec による VERITAS の買収については、成長につながる相乗効果という点で、業界内から疑問の声が多く上がっていた。そして、Symantec による VERITAS のデータバック アップおよびリカバリ製品との統合作業は難航した。しかし、従来のウィルス対策およびセキュリティ ソフトウェア市場が過密状態になるなか、同買収は自社の基盤を多様化するという Symantec の取り組みのきっかけにもなっている。
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