Cisco、動画配信需要に応えるハイエンド ルーター投入
2008年11月12日12時30分 配信トラフィック需要の高まりに合わせて、より大きな帯域幅を提供するネットワーク製品が増えている。
そして Cisco Systems は11日、毎秒6.4テラビット (6.4Tbps) という途方もない総サービス容量を備えた、新しいハイエンド エッジ ルーター『Cisco Aggregation Services Router (ASR) 9000 Series』を発表した。
ASR 9000 は、動画配信に最適化した専用モジュールを備えているほか、移動体通信ネットワークの基地局ルーターと統合し、モバイルサービスのエンド ユーザーに優れたワイヤレス体験を提供することも可能だ。ASR 9000 の投入は、事業者がより密度の高いプラットフォームに設備を統合しつつ、ユーザーの要望に応えるのを支援する、Cisco の全社的な取り組みの一環でもある。
Cisco のサービス プロバイダ マーケティング担当上級ディレクタを務める Doug Webster 氏は取材に対し、「容量は、ネットワークのボトルネック緩和を支える主要な要素だ」と述べている。
また同氏によると、「ちなみに ASR 9000 は、ロサンゼルスの全世帯に高品位動画ストリームを同時配信できる容量を備えている。つまり途方もない力を持つわけだが、インテリジェンスとのバランスもとれている」という。
今回のリリースの背景には、ますます激しさを増している Juniper Networks と同社が展開する『T1600』ルーターとの競争がある。Juniper のルーターは、通信事業者向けネットワーク機器市場のシェアをめぐる Juniper と Cisco の争いの鍵を握る製品だ。
Cisco は今年3月、『ASR 1000』を投入しており、今回の ASR 9000 は ASR 製品ラインで2つめの主要製品となる。Cisco の CEO (最高経営責任者) John Chambers 氏は ASR 1000 発表当時、ASR プラットフォームの開発にかかった費用は2億5000万ドルで、そのうち1億ドルを同プラットフォームの核となる『Quantum Flow』プロセッサに注ぎ込んだと語っていた。
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