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Eコマース

ヤンマーが補修用部品の物流可視化に GXS Trading Grid を採用

2008年11月05日18時20分 配信

B2B 向け Eコマース企業の米国 GXS の日本法人、GXS は2008年11月5日、ディーゼルエンジンのヤンマーによる GXS のグローバル物流可視化ソリューション「GXS Trading Grid Logistics Visibility」の採用を発表した。

ヤンマーでは、補修用部品を対象とした海外現地法人での基幹オペレーションシステムと海外特約店向けシステム構築の一環として、このソリューションを使用する。

システムは7月に稼働を開始、米国では10月に、欧州では2009年2月に開始する予定。

ヤンマーでは小形ディーゼルエンジンや農機、建機、小型船舶を製造・販売、日本国内だけでなく海外市場においても積極的に事業を展開しており、世界規模での物流情報を可視化できるソリューションを求めていた。

従来のシステムでは、ヤンマー特約店やディーラーなどのパートナー企業は、Web などでパーツカタログやマニュアルなどのドキュメント、補修部品を発注していた。しかし、準備状況は把握できたが、必要な部品が希望通りあるいは期日通りにエンドユーザーに送達されたかどうかまでは把握できなかった。

ヤンマーでは、補修部品などの配送状況を把握・管理し、配送情報を同社の Web サイトからパートナーやエンドユーザーに提供する必要があると考えたが、ヤンマーが世界各地の拠点で使用している運送業者は100以上あり、自社で一社ずつデータ連携の交渉や準備を進めるには、多大な労力と時間が必要で、直ちに実現するのは困難な状況だった。

その結果、GXS Trading Grid Logistics Visibility の採用にいたった、という。

ヤンマーでは Logistics Visibility により、まずは日本本社と海外現地法人の計4拠点(北米、ヨーロッパ、アジア)間の物流ネットワークを可視化、拠点から世界中に発送された顧客の荷物の運送情報などを、主要運送会社から取得できるようになる。

GXS の Trading Grid にはすでに4万社以上の企業が参加しており、請求情報や項目レベルでの輸送貨物ステータス情報を即座に把握できる。また、オンデマンドサービスとして、これらの情報を自社の海外特約店向けシステムと連携して利用でき、社内に専門スタッフをおく必要もない。

このようなシステムを自社で構築する場合、物流業者とのネットワーク構築・接続に1社当たり数か月から2年程度かかると予想される。

GXS の Visibility は、GXS Trading Grid のコンポーネントとしてオンデマンドで提供される、取引先とのネットワーク/取引を含むサプライチェーンを可視化するソリューション。ブラウザベースで一元管理できる。

GXS Trading Grid そのものは、企業間電子商取引と統合のためのグローバルプラットフォームで、規模の大小を問わず、あらゆる企業におけるオンデマンド SCM(Supply Chain Management)ソリューションの構築と導入を支援するもの。

日本法人の GXS は、米国 GXS の100パーセント出資子会社。米国 GXS はもともと GE の傘下企業だったが、2002年に Francisco Partners が GE から買収した。

今回の発表にあたり、米国から国際営業担当 VP の Joseph King 氏、製品企画担当 VP の Andrea Brody 氏が来日、また、経営陣の強化で8月に就任した日本法人代表取締役の田中良幸氏が説明を行った。

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左から、Brody 氏、King 氏、田中氏

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