トップページ > マーケティング > 低価格ミニノート PC、購入者は「買い増し」が8割以上――GfK Japan 調べ

TAB_I18N_NEWS

マーケティング

低価格ミニノート PC、購入者は「買い増し」が8割以上――GfK Japan 調べ

2008年10月02日10時00分 配信

GfK Japan は、パソコンの家電量販店店頭における夏商戦の販売動向を調査、2008年10月1日、調査結果を発表した。

それによると、2008年夏商戦(6〜8月)の PC 店頭市場は、前年比 数量ベースで8%増、金額ベースで6%減となった。

北京オリンピック開催によって薄型 TV や DVD レコーダーなどのデジタル家電へと需要が流れる可能性も懸念されたが、特にノートブック PC の販売好調が、PC 市場全体を押し上げた。

今年の夏商戦のノートブック PC の前年比(数量)は12%増。PC 全体に占めるノートブック PC の数量構成比は73%と、昨年の夏商戦時期の構成比70%より3%増加し、ノートブック PC へのシフトがさらに進んだ。

しかし平均単価の下落により、金額前年比は前年割れが続いている状況。特にノートブック PC での単価下落は大きく、直近では平均単価11万円を下回っている。

2008年8月期、ノートブック PC における画面サイズ10インチ未満の数量構成比は13%まで拡大した。

2947

ノートブック PC における、画面サイズクラス別 数量構成比


2008年1月末の ASUS の「Eee PC 4G-X」の登場を境に、2月期より10インチ未満の数量構成比は1%未満から3%へと拡大。2008年7月期は、Eee PC の新モデル「Eee PC 901-X」の発売がきっかけとなり、10インチ未満の数量構成比は一気に10%まで拡大した。

「Eee PC 901-X」は、以前の「Eee PC 4G-X」に比べ、画面サイズは7インチから8.9インチに、さらに SSD 容量やバッテリー駆動時間などがスペックアップされており、旧モデル発売当初を上回る勢いで販売数を伸ばした。

また「100円 PC」で話題の、データ通信カードの契約を条件にした割引キャンペーンなども開始され、低価格ノート PC への注目が高まった。

2008年8月期は、acer の「Aspire One(AOA150-B)」が登場し、10インチ未満の数量構成比は13%となった。9月現時点においても「10インチ未満の低価格 PC」市場の勢いが衰える様子はない。

2008年8月期のノートブック PC のモデルランキングでは、6位に「Eee PC 901-X」、7位に「AOA150-B」がランクインした。「AOA150-B」は8月下旬からの発売であったため、8月全体としては7位となった。

9月期は両モデルともに8月期よりさらに上位にランクインする可能性が高く、ノートブック PC 市場において「10インチ未満低価格 PC」の存在感はさらに増しているようだ。

GfK 購入者調査(CCI)から、画面サイズ10インチ未満で低価格(10万円以下)の PC 購入者を分析した。10インチ未満の低価格 PC 購入者の男女比は、「男性」が75%と、ノートブック PC 購入者全体と比較して男性比率が高い。

2948

ノートブック PC 購入者 男女比


さらに購入理由では、「買い替え」がノートブック PC 購入者全体で57%であるのに対し、10インチ未満の低価格 PC 購入者では10%と少なく、「買い増し」が83%を占めた。

2949

ノートブック PC 購入者 購入理由


7月期までの調査結果からみると、10インチ未満の低価格 PC 購入者は、「男性」で「買い増し」の購入者が多く、どちらかといえば「PC のコアユーザー」というイメージに近いようだ。今後は、「100円 PC」等のキャンペーンや各メーカーからの新製品の登場などにより、新たな購入者層への広がりが期待される。

買い増し購入者が多いことからも、10インチ未満 PC は、今年の夏商戦のノートブック PC 市場に対して押し上げ効果をもたらしたといえる。

ノートブック PC 全体での前年比(数量)と、10インチ未満 PC を除いたノートブック PC の合計を前年と比較し、この前年比の差分から、PC 全体の前年比が、10インチ未満 PC によってどの程度上昇したかを検証した。


2008年2月以降2〜4%程度の押し上げ効果がみられるが、7月以降、それは10%となり、さらに8月期では16%の効果があったと推測される。

夏商戦(6〜8月)全体では、10インチ未満 PC の数量ベースの押し上げ効果は約10%とみている。10インチ未満 PC を除いても、ノートブック PC の数量前年比は2%増と前年を越えており、低価格ノート PC による PC 市場全体への注目度の高まりが、ノートブック PC 市場全体を活性化させたといえそうだ。

数量ベースでの貢献が大きい一方、金額ベースでの押し上げ効果は夏商戦で4%程度とみている。10インチ未満 PC が5万円前後と低価格であることから、数量の場合と比べて金額への影響値は約半減する。ノートブック PC 全体の単価下落の影響もあり、ノートブック PC の金額前年比は前年割れが続いている。

10インチ未満の低価格ノート PC 市場は、メーカーの新規参入に加えて、10.2インチモデルの登場と話題も続いており、年末商戦に向けて引き続き盛り上がりをみせると思われる。

GfK Japan では、2008年の PC 店頭市場は、数量ベースで約5%のプラス成長を達成すると見込んでいる。

ジャパンインターネットコム



ページの先頭へAr02

【PR】

転職ならen 転職ならエン 派遣ならen アルバイトならen 就職ならen