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中堅企業でいま”導入すべき”運用管理ソフト 第3回:Pick up!運用管理ソフト~NEC~

2008年7月24日

運用管理ソフトをいかに活用するべきなのか。導入することでどのようなメリットがあるのか。主要ベンダに直接インタビューすることで、性能の比較だけではわかりにくい、製品の具体的な利用イメージなどについて理解を深めていく。
今回は、ライフサイクルマネジメントに適応した形で、システムの運用管理をシンプルに実現する統合運用管理ソフト「WebSAM」の開発・提供元、日本電気株式会社にその導入メリットや製品の特長、販売戦略について伺った。

- 中堅中小企業において必要とされる運用管理とは何でしょうか?NEC 第一システムソフトウェア事業部 三浦 一樹氏

運用管理が必要とされる要素は、大きく内的要素と外的要素に分けることができます。外的要素というのは、「サーバ管理のため」、「障害対策のため」、「内部統制・情報セキュリティの強化のため」のように、社会やステークフォルダなどの要望からくるものです。しかし、このような要素から運用管理を捉えると、どうしてもネガティブな発想になりがちです。

一方で、例えば「先行した技術で他社よりも早くビジネスを確立したい」、「売上げを拡大したい」、「システムを強化していきたいが、サーバは増やせない」、「儲かるための情報こそ貴重な財産である」などといったような、ビジネスにおける内的要素に注目すれば、ポジティブな発想で運用管理を考えていくことができます。このような内的要素は、大企業においても中堅中小企業においても同様であり、情報を活用して、“企業の競争力を強化する”という観点から、運用管理を考えるべきなのではないかとNECは考えています。

ここで“企業の競争力を強化する”ためには、「ITシステムを強化」すると同時に、「運用コストを削減」する必要がありますが、この2つの要素の間にはギャップがあります。このギャップを埋めるためには、企業の強みとなる情報資産の活用を考慮しつつ、既存のIT資産をいかに有効利用するかを考えることが大切です。そのためには、まずシステム全体の“見える化”や、管理機能の強化といったことが重要になります。ただ、それを人間が目算で行うと感覚的になるため、システムの可視化、効果的な運用が必要になるのです。さらに、サーバの台数が増やせないという場合には、仮想化の技術も検討するとよいでしょう。

- 「WebSAM」の特徴をライフサイクルマネジメントの観点から教えてください。

運用管理の目的とは、ビジネスを「可視化」し、その結果から「経営判断」を行い、さらにそこからリスクの回避や対策、ビジネスの継続性などの「改善」を考え、そして次のシステム運用へつなげる、というようなサイクルを回すことで、スピードある経営支援を行うことであると考えます。これはセキュリティ強化、コスト削減にも大きく関わってきます。
可視化の部分では、通常は、サーバの稼働率やストレージ、ネットワークなどを監視し、障害やパフォーマンスの低下などが起きればすぐにわかるようにすることですが、NECはさらに一歩進んで、ビジネスインパクトやサービスレベルまで“見える化”しています。何らかの障害が起きれば、それによって業務サービスがどれくらい影響を受けるかを経営者視点で可視化・経営判断を実現するのがWebSAMの特徴の1つです。

図1:経営者視点で可視化・経営判断を実現

図1:経営者視点で可視化・経営判断を実現

改善の部分では、例えば「サーバの閾値をどうするか」「アプリケーションのエラーメッセージにどのように対応するか」について、通常は、管理しているそれぞれのシステムごとに対処方法を調べなくてはならないわけですが、WebSAMでは、標準的な監視設定や対処ナレッジを提供し、また顧客システム独自の運用で見つけられた個別ナレッジでも追加設定できるので、すぐに運用が可能になるのです。監視の設定や障害の検出だけではなく、対処方法についてもナビゲートを実施している課題解決型な改善機能も、他にはない特徴として挙げられると思います。

さらに加えて、例えば、マイクロソフト製品のエラーメッセージが検出たされたとき、WebSAMからダイレクトにマイクロソフトのヘルプページサポートオンラインのWebサイトのトラブルシューティング情報へ自動的にリンクジャンプするなど、自社製品だけではなく、戦略パートナーやベンダと協業を実施することで、ダイナミックに適用できるような仕組みを作っています。

サーバの稼働率、CPUの使用率などを監視することは、障害の予兆や検出だけでなく、IT資源の有効活用を考えることができます。それは、アプリケーションに関しても同様に考えることができ、例えばアプリケーションの稼働状況を分析することで、企業で保有しているライセンス見直しを図りコスト削減させることも可能になります。

- 運用管理ソフトで重要な“使いやすさ”の面ではどのような特徴がありますか。

複雑なITシステムにおいても、シンプルに運用できることがWebSAMのコンセプトであり、専門のIT管理者が少ない中堅中小企業でも使いやすい製品のラインナップにも力を入れています。

管理画面では、「サーバ管理」、「業務サービス」、「アプリケーション管理」などの複数の監視ツールのビューを一目で確認できるように、1つのウィンドウで表示します。そして、管理者が本当に必要とする内容に絞った形で、情報を見られる仕組みも備えています。もちろん画面のカスタマイズも可能ですが、設定が複雑にならないように、ある程度自動的に既存の構成情報を吸い上げて監視画面を作る機能があります。

また、サーバ管理、ネットワーク管理など、製品が異なると管理ツールも別々になってしまう製品が多いですが、WebSAMでは1つの管理画面によって、統一されたビューと操作で管理を行うことができます。同様にインストールに関しても、統一的な操作によって実行することができ、何度もリブートする必要もなく、2、3分でインストールを完了させることができます。

図2:1つの管理画面によって、統一されたビューと操作によって実行

図2:1つの管理画面によって、統一されたビューと操作によって実行

- 中小企業向け製品「WebSAMオフィス」とWebSAMとの違いは?

「WebSAMオフィス」は、WebSAMの基本的な機能に絞った中小企業向けのパッケージで、比較的規模の小さいサーバ環境向けの製品です。機能を限定することで、使いやすく、そして10万円から導入できる手頃な価格でご提供しています。遠隔操作などのオプション機能も別途用意しシステムを拡張することも可能です。

NECでは「WebSAM WORKS」というパートナー制度を設けています。現在35社と提携しており、WebSAM製品の構築・運用ノウハウを活かした提案を実施したり、協業製品への組み込みや、協業した製品とセット化することで製品を提供しています
例えば、パートナー企業の1つであるアルタス情報システム様では、建設用機械のレンタル販売管理システムと「WebSAMオフィス」とを合わせて提供しています。それによって、レンタルした建設用機器導入先での障害対応も可能となり、製品やシステム全体の信頼性を高めることができるとともに、サポートの工数削減にも役立っています。このような協業は、WebSAMオフィスが手頃な価格であるからこそできることだといえるでしょう。

図3:協業製品への組み込みや、協業した製品とセット化

図3:協業製品への組み込みや、協業した製品とセット化

- 運用管理ソフトの購入を考えている企業様へのメッセージをお願いいたします。

NECでは、今後も顧客のシステムでデファクトとして利用されているパッケージやベンダー製品との協業アライアンスを加速させ、シンプルな運用と企業価値を向上させるための「可視化」、「改善」、「判断」による迅速な経営判断を支援し続けます。

取材協力:NEC

 【参考URL】
  統合運用管理 WebSAM
  http://www.nec.co.jp/WebSAM/

[中堅企業でいま”導入すべき”運用管理ソフト関連ページ]

第1回 内部統制、セキュリティ対策への特効薬!
第2回 押さえておきたい主要製品の特徴をチェック
第3回 Pick up!運用管理ソフト~NEC~
第4回 Pick up!運用管理ソフト~日立製作所~

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