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中堅企業でいま”導入すべき”運用管理ソフト 第2回:押さえておきたい、主要製品の特徴をチェック

2008年6月26日

これまで、IT資産管理やサーバの稼動状況の監視などが、その主な機能であった運用管理ソフトは、コンプライアンス、セキュリティといった、より上位の視点から機能が見直されるようになってきた。さらに、必要な機能から導入ができるように、製品のモジュール化も進んでいる。また、それと同時に、用途に特化させることで、高機能をより手軽に利用できる製品も提供されている。
第2回は、統合運用管理ソフトの代表的な製品をピックアップして紹介する。

JP1 Version 8
日立製作所

システムの安定稼働を実現する、拡張性に優れた統合システム運用管理ソフトウェア
企業のITシステム全体をビジネスの視点から自律運用することで、激しく変化するビジネスの要件に即応し、更なる企業価値向上を支援する統合システム運用管理「JP1」。
JP1 Version 8は、複雑化・高度化したビジネス環境でのシステム運用を自動化させ、IT統制の範囲を拡大。さらに、ビジネスの継続性を確保するだけではなく、内部統制強化の支援、ITILへの準拠、省電力化など、時代のニーズに応えた運用管理を実現する統合システム運用管理ソフトウェア
図1:JP1 Version 8の4つのコンセプトカテゴリ

図1:JP1 Version 8の4つのコンセプトカテゴリ

■製品概要
JP1 Version 8は、4つのコンセプトカテゴリをベースに製品を提供。
豊富な管理メニューから、優先度の高い分野の製品から選択して導入するポイントソリューションと、システム全体の稼働状況を1台のコンソールから一元管理するトータルソリューションとを選択できるため、今必要なシステム運用に合わせて導入することが可能。さらには、サーバ1台のシステムからサーバ数千台の大規模システムまで統合的に管理できる拡張性を備えており、システム規模に見合った投資も可能。

■代表的なソリューション
・内部統制の支援
「正しく運用させるための統制」としてIT運用プロセスの統制を強化するITILサービスデスク機能を提供する。これにより、審査・承認などを漏れなく行う業務運用を支援する。また、「正しく運用されているかの証明」として、監査証跡管理機能がある。業務の運用実績として収集された監査ログ、変更履歴を容易に検索でき、業務システムにおける内部統制が機能していることを証明するために必要となる証跡記録を適切に管理できる。

・情報セキュリティ対策の支援
情報漏えいやウィルスなどの脅威から企業を守るITコンプライアンス対策として
無許可PCのネットワーク接続制御、機密情報へのアクセスや持ち出しの制御、持ち出した情報の暗号化、不正操作を抑止するファイル操作の追跡などの機能を備える。

・グリーンIT対応の支援
企業のグリーンITへの取り組みを支援する機能として、省電力視点での運用を支援する仕掛けが提供されている。省電力PCの導入率やオフィスにおける不稼働PCの状況をレポートすることで計画的なオフィスの省電力化を支援。また、PCやサーバの電源管理を自動化することで業務に応じた効率的な省電力対応が可能。

図2:オフィスでのグリーンITのPDCAサイクル

図2:オフィスでのグリーンITのPDCAサイクル

WebSAM
NEC

企業活動全体を捉えながら、シンプルな運用管理を実現
「全体統制型システム運用管理」に照準をあてた、統合運用管理ソフトウェア。「可視化」、「判断」、「改善」という企業のライフサイクルマネジメントに適応した形でシステム全体視点での統制を実現する。また、運用管理をシンプル化することで管理の効率化、適切な判断の支援、IT投資の最適化を図ることができる。導入のしやすさも特長の1つで、「現在の課題から」、「ソリューションから」、「スモールスタートから」という3つの入口から要望にあわせた導入が可能である。
図3:全体統制型システム運用管理

図3:全体統制型システム運用管理

内部統制や企業環境の変化に対応し、ITサービス品質を維持・向上するためには、個々のシステムごとでなく、企業活動全体に視野を広げた全体統制型のシステム運用管理が必要になる。WebSAMは、システム全体を統合・管理し、組織的な統制を強化するための機能を提供する。

複雑化するITシステムの全体統制を“シンプル”に実現するのが、運用管理基盤“WebSAMフレームワーク”。サーバ、ネットワーク、アプリケーションなど各種システム情報を一元管理するデータベースを提供し、操作性やインストール方法を統一、管理製品間の連携をシームレスにすることで、運用管理の負荷とコストを削減することができる。

WebSAMの特長の1つは、システムの状況を迅速にわかりやすく把握できること。操作性重視の管理画面により直感的な全体監視を行え、障害の予兆・発生・影響を瞬時に把握することが可能になる。特長の2つ目は、企業活動全体の視点での適切な判断を支援すること。運用ノウハウを蓄積した“ナレッジ”により、障害時の対応をナビゲートし、全体視点で適切な判断を下せる。3つ目は「自動化」による効率化・最適化。業務運用を自動化することで、運用負荷を軽減すると共に業務を効率化し、人為的なミスを防ぐことができる。また、ITリソースの再配置によりIT投資を最適化する。

図4:操作性重視の管理画面により直感的な全体監視

図4:操作性重視の管理画面により直感的な全体監視

これらの特長を活かして、時間・コストを抑えながら運用管理の問題点を解決するソリューションを、豊富な実績を元に幅広くも提供している。昨今では、仮想化環境の統合管理機能を強化し、動的に変更する仮想化環境をシンプルに可視化し、複雑な最適配置作業を自動化することで、管理負担を軽減するソリューションも提供している。

図5:仮想化環境の統合管理機能を強化

図5:仮想化環境の統合管理機能を強化

QND Plus
クオリティ

企業リスクの把握から対策までを効果的に支援

クライアントPCの現状把握から台帳作成、自動インストール、脆弱性監査までをカバー。情報システム管理者の管理工数を削減し、ウイルスや情報漏洩などのITセキュリティリスクから企業を守る。さらに、必要に応じて各種クオリティ製品を組み合わせることで、企業リスクの把握から対策までを効果的に実施することが可能となる。

図6:企業リスクの把握から対策までを効果的に実施することが可能

図6:企業リスクの把握から対策までを効果的に実施することが可能

今日、ITによる内部統制やセキュリティ統制システムの基盤構築が重要視され、特に業務プロセスの可視化とモニタリング、そして記録保持の取り組みが求められている。

IT資産管理ツールQND Plusは、運用管理の標準機能を提供する。クライアントPCのハードウェア、ソフトウェア、周辺機器などの現状把握から、収集した情報を利用した台帳作成、自動インストール、脆弱性監査までをカバーする。情報システム管理者の管理工数を削減し、ウイルスや情報漏洩などのITセキュリティリスクからシステムを保護することができる。

また、この標準機能に加えて、ソフトウェア起動制御や使用状況の把握、インストール制御、簡易検疫などの追加機能を搭載した上位バージョンがQAWである。これにより、不適切なソフトウェアの起動の制御など、クライアントPC構成の維持・管理、そして管理ポリシに合わせたシステム利用制限が行なえるようになる。

さらに、これらの機能に、禁止行為の全体記録(QOH)、データコピーの禁止(eX WP)、監査レポートの出力(eX Report)などのクオリティ製品を、必要に応じて組み合わせることで、クライアントPCのIT統制をさらに強化することができる。

図7:クライアントPC構成の維持・管理、そして管理ポリシに合わせた利用制限

図7:クライアントPC構成の維持・管理、そして管理ポリシに合わせた利用制限

特集「中堅企業でいま”導入すべき”運用管理ソフト」

第1回 内部統制、セキュリティ対策への特効薬!
第2回 押さえておきたい主要製品の特徴をチェック
第3回 Pick up!運用管理ソフト~NEC~
第4回 Pick up!運用管理ソフト~日立製作所~

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