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特集「中堅中小企業向け最新企業ネットワーク導入バイブル 第5回:企業ネットワークソリューション~広域イーサネット編~」

2008年6月9日

今日、企業ネットワークにおいて提供される通信サービスの種類が増え、選択の幅が広がっている。
前回は、閉域網によって通信ネットワークソリューションのIP-VPNをご紹介した。今回は、IP-VPNと同じく、信頼性を必要とされる用途の閉鎖網通信である広域イーサネットの代表適なサービスを紹介する

KDDI Powered Ethernet
KDDI

信頼性の求められる基幹ネットワークにオススメ!

広帯域なメッシュ型ネットワークを、バックボーンからアクセス回線までワンストップで提供する広域イーサネットサービス。トップレベルの稼働率と、専用線クラスの高いセキュリティを実現する。オプションとして、広域イーサネットのアクセス部分を二重化してホットスタンバイさせることで、さらにネットワークの信頼性を高める「デュアルアクセスサービス」や、多彩なアクセス回線やリモートアクセス網と接続するKDDI IP-VPNと相互接続を実現する「フリーゲートウェイ」などがある。

全国の電力系通信事業者の地域ネットワークと全面的に協調することで、バックボーン回線と中継網だけでなく、アクセス回線までもワンストップで提供する広域イーサネットサービス。導入時および、万一の障害時にも一元的にサポート対応する。

ダウンタイムを極めて低く抑え、99.99%を超える稼働率実績を持つと共に、遅延時間、稼働率、故障回復時間などにはSLAが設定されている。加えて、オプションの「デュアルアクセスサービス」では、アクセス部分を二重化してホットスタンバイさせることで、回線の高品質を保ったまま、さらにネットワークの信頼性を高めることが可能である。故障回復時間のSLAとして、業界最短の10分からを実現している。

図1:ネットワーク稼動率99.99%!

図1:ネットワーク稼動率99.99%!

さらにセキュリティ面でも、クローズドネットワークとVLAN技術を活用し、専用線クラスの安全な環境を提供するため、基幹業務やミッションクリティカルな用途でも安心して利用することができる。また、料金体系の中には、距離に依存しない一律のアクセス料金も含んでいるため、全国に拠点が展開している企業などでは、従来のコストで帯域を広げる、あるいは帯域を落とさずにコスト削減するということも可能となる。

また別のオプションとして、KDDI Powered EthernetとKDDI IP-VPNを、月額無料で接続するサービス「フリーゲートウェイ」がある。KDDI IP-VPNは、auを使ったモバイルアクセスや小規模拠点向けアクセスに強く、より安心・便利・簡単に費用対効果の高いネットワークの構築が可能となる。その他、電話番号を変えずにイントラIPフォンを提供する「KDDI光ダイレクト」、リアルタイム性の必要な通信のための優先制御を行う「QoSサービス」などのオプションサービスがある。

図2:優先度に応じたデータ配信サービス

図2:優先度に応じたデータ配信サービス

ULTINA Wide Ethernet
ソフトバンクテレコム

高品質のネットワークをフレキシブルに提供

ソフトバンクテレコムの「ULTINA Wide Ethernet(アルティナ・ワイド・イーサネット)」は、安定した稼動実績に裏付けられた広域イーサネットサービス。インターネットを経由しない閉域ネットワークであるため、高いセキュリティが確保でき、アクセス回線や、オプションサービスも豊富なので、幅広い企業ニーズに対応可能だ。

「ULTINA Wide Ethernet」は、同社のIP-VPNと同様に、お客様ごとに仮想閉域を構成して通信を行うため、専用線に匹敵する高いセキュリティを確保している。

また、バックボーンは全国網と地域網にネットワークを分割し、機能特性に合わせた最新・最適な転送技術を採用しているため、通信障害が起こりにくい設計になっている。この他にも、機器や経路を完全に二重化するなど、信頼性を確保する様々な対策をとっており、2008年3月現在の年間稼働率は99.99999%で、1年間のサービス停止時間に直すとわずか数秒、万一障害が起きても故障回復までの時間は1時間以内という安定した稼動実績を達成。通信事業者ならではの信頼性の高いサービスレベルを実現している。

図3:信頼性を裏づける二つの実績値

図3:信頼性を裏づける二つの実績値

もちろん、お客様のLAN環境がそのまま利用できいる「プロトコルフリー」であるため、お客様は現在使用している社内LANとのインターフェース統合による運用管理の軽減を図ることができる。
このように、セキュリティや信頼性を重視しながら、経済的なネットワークを導入したい場合に最適だ。

さらに、「ULTINA Wide Ethernet」は、同社が提供するVPNソリューション「VPN Convergence(ヴイピーエヌ・コンバージェンス)」を構成するネットワークの1つで、モバイルゲートウェイ等の豊富なオプションサービスや、同社のテレビ会議や各種セキュリティサービス等、充実したサービスが利用できる。
料金体系については、各地に拠点が点在する場合に適した全国プランと、特定地域に拠点が集中する場合に適した低価格の地域プランから選択する形式となっている。

図4:VPN Convergenceを構成するネットワーク

図4:VPN Convergenceを構成するネットワーク

Ether-MAN EX
KVH株式会社

経済性と拡張性に優れ、ニーズに合わせて柔軟な価格体系を持つサービス

本社と支社間などマルチポイントを結ぶネットワークを、柔軟かつリーズナブルに構築する広域イーサネット。関東エリアと関西エリアをバックボーンとして接続しているため、両エリアにまたがるネットワークも、容易かつ経済的に構築が可能である。VoIP(音声データの送受信)網やインターネット網との接続も可能な拡張性の高いサービスで、スムーズなトラフィック制御を行うQoS機能も備える。1つのネットワークを複数セグメントに分けることができる構成も可能。豊富なSLA(サービス品質保証制度)によるサービス保証があり、高品質なサービスを保証している。

図8:VoIP網やインターネット網との接続可能な拡張性高いサービス

図8:VoIP網やインターネット網との接続可能な拡張性高いサービス

多拠点を高速イーサネットで接続し、経済的で信頼性の高いネットワーク構築を可能とする、広域イーサネットサービス。柔軟性、拡張性の高いWANを構築することでTCO低減を実現する。ニーズに合わせて柔軟な価格体系を用意しているため、余分な導入コストを省き、将来的にトラフィックが増大して帯域を変更する場合でも、容易な移行が可能である。

ネットワーク構成としては、従来の広域イーサネット型であるトランスペアレント・タイプと、1つのネットワークを複数のセグメントに分けて利用ができるノーマル・タイプを用意している。ノーマル・タイプでは、複数のVLAN IDの設定により、同一契約ネットワークの中をセグメント分けすることで、セキュリティ確保が可能となる。それにより、部署単位や、基幹系と情報系の区分けなど、ニーズに応じてネットワークをセグメント化して利用することができる。

契約帯域については、1M~1Gbpsの豊富な帯域を用意し、アクセス区間での帯域保証およびコア・スイッチ区間での帯域を確保する。また、このアクセス区間において、「シングルクラス」と、システムを2重化することでトラブル時でも帯域を保証する「デュアルクラス」の2種類のサービスクラスを用意している。さらに、納期保証、障害復旧保証、可用性保証、網内遅延保証という、豊富なSLA(サービス品質保証制度)を設定し、高品質なサービスを保証している。

中堅中小企業向け最新企業ネットワーク導入バイブル

第1回 メリハリをつけた企業の拠点間ネットワーク
第2回 どうなる!今後の企業ネットワークサービス
第3回 企業ネットワークソリューション~インターネットVPN編~
第4回 企業ネットワークソリューション~IP-VPN編~
第5回 企業ネットワークソリューション~広域イーサネット編~

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