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企業力アップのカギ、BI導入を成功させる 第4回:SMBに最適なBIはコレだ!

2008年2月8日

企業の競争力を強化するうえで有効な手段となるBIツール。新たなベンダも多く参入しつつある最近のBI市場には、他のソリューションに付加価値としてBI機能を取り込んだもの、機能を絞り込んだシンプルなもの、本来的にBIのコアとなる存在であるデータベースにBIの機能を付加したものなど、手頃な価格で導入しやすい、SMB市場を強く意識した製品も出揃ってきた。

「もはや携帯電話などと同様の基本的なインフラ投資」「BIツールなどによりユーザがいつでも必要な情報を見ることができるという状況にすることは既にビジネスの前提条件となりつつある」(ガートナージャパン堀内氏)ともいわれる市場動向に入ったBI製品だが、実際の導入にあたってどのような製品を検討すべきなのだろうか。今回は特にSMB向けにフォーカスした製品を中心に紹介していく。

Dr.Sum EA
ウイングアーク テクノロジーズ

日本のSMBが「本当に使える」BIツール

業務に最も身近な「帳票」を基点に、高速にデータを集計・可視化(見える化)する環境を手元のPCに提供する独自開発のレポーティングBIツール。利用者に応じた多彩なインターフェイスが実務に即したデータ活用・情報活用を支え、理想で終わらせない着実なIT対応を実現する。

本製品の最大の特長は、シンプルで使いやすく、かつ必要に応じて高度な集計を行えるような多彩なインターフェイス群が用意されていること。BIツールの活用上のネックとなりがちな操作性の問題を解消することによって使えるBIを実現するものだ。まず、標準バンドルの「Excel アドイン」は、普段使いなれたExcelを使用した簡単な操作による集計を可能とするもの。「Datalizer for Web」は、Webからの簡単な操作によって高度なレポーティングを可能とするもので、幅広い実務ユーザが利用しやすいものになっている。一方、高度かつ自由な集計を行いたいという現場のヘビーユーザのニーズには「Datalizer for Excel」がこたえる。経営の可視化などに使えるインターフェイスとしては「Visualizer」が用意されており、集計データをグラフィカルなイメージとしてWeb上のポータルに表示するものだ。

「いつでも・誰でも・自由に」使える「ユーザに優しいインターフェイス」で全社的なデータ活用を実現。

 

Oracle Business Intelligence Standard Edition One
日本オラクル

オールインワンBIパッケージ

中小企業やワークグループ向けに設計された統合型BIパッケージ。オラクル社の実績あるBI/DWHの機能をオールインワンでまとめる一方で高いユーザビリティも追求。低価格でありながら機能限定版ではない「高機能で使いやすい本格BIツール」となっている。

本製品は、大規模ユーザ向けの「Oracle BI Enterprise Edition」の技術要素に基づいた高機能本格BIを、中小規模の利用に適した設定と価格で提供するもので、ライセンス数を制限することで低価格を実現している。したがって、Oracleデータベースをコアとした、アドホック分析、ダッシュボード、提携帳票の設計・配布、BIサーバ、ETLツールといった高性能なBI機能の全てを利用することができる。中規模企業での利用を確実にするため、導入も容易にできるよう考慮されており、「1パスワード、3クリック」だけで全ての機能が動作する強力なインストーラも備えている。また、Webブラウザのみで利用できる直感的なインターフェイスを備え、設計以外の操作はドラッグドロップでなくクリックでの操作が基本。コールセンターなどでの電話を受けながらの操作を想定した操作体系になっている。

BIに必要な機能をすべてパッケージ。導入から運用までが簡便!

 

SAS Enterprise Intelligence Platform
SAS

全社一貫したBIを提供する情報プラットフォーム

企業経営に必要なインテリジェンスを得るには、狭い範囲のデータをリアルタイムに処理することを重視した「業務系システム」とは異なる、包括的なテクノロジ上で開発された統合プラットフォームが必要となる。本製品を情報プラットフォームとして利用することで発生する相乗効果は、全社規模のインテリジェンス生成により大きな成果をもたらす。

全社規模でのBIシステムを構築する場合、機能ごとにコストを検討し、それぞれに異なるベンダ製品を選定・導入する場合もありうる。しかしその場合、システム全体のメンテナンス性が低下したりビジネス環境の変化に対応しにくくなったりといったデメリットも生ずる。それに対し、BIシステムにおけるデータ統合~蓄積~分析~活用といった機能を包括的なプラットフォームである本製品によって実現することで、機能追加・拡張などが容易になり長期的には最適な投資効果が期待できる。

本製品ラインナップの「SAS Data Integration」は、様々なシステムに散在する大量のデータを統合・標準化する。「SAS Intelligence Storage」は、高パフォーマンスのデータ管理・蓄積機能を提供するもの。「SAS Enterprise BI Server」は、定評あるSASの統計解析テクノロジに基づく多様なデータ分析機能と、幅広いユーザに対して使いやすいインターフェイスによるレポーティング機能などを提供するものだ。

BIのための、業務系とは質の異なるテクノロジーとプロセスを実現。

 

SAS Enterprise BI Server
SAS

クエリ&レポートから高度な分析まで。トータルなBI

高度なデータ活用を促進する統合BIツール。ニーズやスキルに応じたインターフェイスによって、幅広いユーザによる手軽なクエリ&レポーティングから業界標準の高度な解析処理、分析ノウハウの共有までを容易に可能にし、業務生産性を大幅に向上させる環境を提供。

手軽なレポーティングから高度な分析までをカバーするトータルなBI機能を提供する本製品だが、その大きな特長のひとつは、もともと統計解析ソフトを専業とするベンダによる高度な解析処理を容易に利用できる点である。メニューに組み込まれた60を超えるデータ加工プロセスや分析ロジックをドラッグ&ドロップで利用でき、幅広いユーザが高度な解析処理をノンプログラミングで容易に実行できる。さらに、これらの解析処理や表・グラフの作成処理は、ストアドプロセスとしてサーバに登録し再利用することができるので、解析処理等の複雑なノウハウを共有して情報共有や業務生産性の促進を図ることができるというメリットもある。

また、最近のBIのトレンドでもある全社規模での情報活用と業績管理を展開するため、本製品を包括したプラットフォームである「SAS Enterprise Intelligence Platform」(前項で紹介)も用意されている。

高度なデータ加工や業界標準の統計解析ロジックをGUIで利用。

 

Microsoft SQL Server 2005
マイクロソフト

無償提供のOffice用アドインで手軽に始められるBI

マイクロソフト BIソリューションにおけるデータの統合/管理/集計を支える中核製品。Officeアドオンを利用して簡単にBIを始めることも、同社連携製品との併用で本格BIを展開することも可能。デザイナ画面による簡易な操作で管理・設定できるのも魅力。

同社のデータベース製品であるSQL Server 2005には、各種サーバやファイルからのデータの収集・変換機能(Integration Services)、データの分析(Analysis Services)、業務レポート、帳票、アンケートの集計結果レポートなどの作成(Reporting Service)といったBIに必要な機能が組み込まれている。無償提供されている「Microsoft SQL Server Data Mining Add-ins for Office system」や「Excel Add-in for SQL Server Analysis Services」といったOffice製品のアドインを使うことで、現場ユーザが手軽にBIを始めることができる。データ統合やレポート作成にともなう設定も、定評のあるGUIベースのツールで容易に行える。また同社の「Microsoft Office PerformancePoint Server 2007」との併用により、より本格的なBIシステムを全社規模で展開することもできる。

使い慣れたデータベースに必要な機能を付与することで、現場ユーザも手軽にBIを始めることができる。

今回は、使いやすさを追求した「Dr.Sum EA」、本格BI機能をパッケージした「Oracle Business Intelligence Standard Edition One」、高度な解析機能を背景にトータルなBIを提供する「SAS Enterprise Intelligence Platform」「SAS Enterprise BI Server」、手軽さと管理の容易さが魅力の「Microsoft SQL Server 2005」の5製品を紹介した。

導入・管理の容易さやエンドユーザが実際に求めているものなど、BIに対する自社のニーズを正確に見極めたうえでこれらの製品を導入することで、ワンランク上の企業競争力を期待できるだろう。

Bizma!編集部

特集「企業力アップのカギ、BI導入を成功させる」

第1回 今から間に合う最新BI入門(前編)
第2回 今から間に合う最新BI入門(後編)
第3回 次世代BIでビジネスが変わる
第4回 SMBに最適なBIはコレだ!
第5回 機能で勝負、注目のBI製品

[企業力アップのカギ、BI導入を成功させる関連ページ]

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